しばらくして、ベットから起き上がる。




(そろそろ戻らなきゃ…)



私は、ダルい体で頑張って保健室から出た。






廊下を歩き、教室へ向かう。



教室の前の廊下には、裕也を含むギャル男グループがたまっていた。





(…どうしよ…なんか気まずいかも…)





私は引き返し、屋上で1時間サボることにした。





今日は、空が綺麗…。





「さむ~い~…」




真冬で寒い中、綺麗な冬の空を見上げる。






「ゴホッゴホッ…」




どこからか、咳き込む声がする。





(…誰かいるのかな…?)





私は声が聞こえた方へ行ってみた。








「………あっ…。」




そこには、金髪の男子が空を見上げながら座っていた。






「…ん??」




金髪男子は私の声に気づき、こっちを見る。






あ…この人知ってる…。



たしかA組で、学年一悪くて、それに学年一モテるって噂の…





そう…桐谷 龍(キリタニ リュウ)だ!!!!