────────────
──────────





「……んっ……ん゙~…」






あれ…??ここどこ………?????



私…今まで何してたんだっけ…????






「…ぁ…目ぇ覚ましたよ…っ!!!」


「ななっ???大丈夫!?!?」




寝転がってる私に、かなたんとゆきのんが顔を覗き込んだ。





「……ぇ…なんで……ここどこ…???」




何が起きたかよくわからない私。





「保健室だよ。なな、靴箱のとこで倒れてたんだって。ストレスと睡眠不足、栄養不足だって…。なな最近痩せすぎだし、ご飯ちゃんと食べなきゃ!!」




倒れてた…?????私が……????





「大丈夫気分悪くない????」



かなたんが心配してくれている。






「かなたん…ごめん…私…」



「謝らなくていいよっ!!…私もちょっと言い過ぎちゃったりしたからさ…。」



「ありがと…。」





よかった…かなたんと普通に話せる。





「2人が保健室まで運んでくれたの??」




私がそう言うと、かなたんとゆきのんは目を合わした。





「それがね…先生が言うには、"派手な男子"だったらしいの。」





"派手な男子"…???それって…




「そんで、あたしらてっきり裕也君だと思って、裕也君に確認したら、ななが倒れたことすら知らないって言うんだぁ。」





裕也じゃ…ないんだ…。






「そっかぁ…誰なんだろ…。お礼いいたいのに…。」



「そうだよね。誰か見てた人いるかもしれないし、色んな人に聞いてみたらいいんじゃない???」



「ん…そうする。」



「じゃあ、授業始まるしあたしら、先教室戻るから、ななも起きれるようになったら、教室おいでね???」



「うん…ありがと♪」





ゆきのんとかなたんは、教室へ戻って行った。