だめじゃん私…
全然だめじゃん……
ギャルになりきれてないよ…
このままだと、
豚ｺﾞﾘﾗだったことがバレちゃうよ～(汗
せめて……
あの人にだけはバレたくない!!
気持ちを落ち着かせて、
私はトイレから出た。
『トイレ長いよっ(笑)』
トイレから出ると、あの人が待っていた。
『あ～…えっと…』
『……本当は……恋愛経験少ないんじゃない???』
『……えっ…???』
急な言葉にびっくりしたけど、
この人の目がスゴく優しいから…
『………うん…。』
うなずいてしまった。
『やっぱりねぇ～。隠す必要なんてなかったのに…。全然恥ずかしいことなんかじゃないよ。…むしろ、多すぎる方が恥ずかしいよ???(笑)』
『……そ…そうなんだぁ。』
『おうっ♪♪』
なんか……
この人の前では、
素の自分を出せる気がする…。
『あっ俺の名前は"祐也"だから♪♪よろしくなっ♪♪ななちゃーん♪♪』
『うんっ!!よろしく☆』
これから
新しい世界がみえる気がするよ!!
