誘い月 ―I・ZA・NA・I・DU・KI―




『……?』

「ふ、フラれそうになりましてっ…やけ酒を……。」

『やけ酒!?』

「………///」


驚くポイントが違う気が…


やけ酒をしていたことを知られ、恥ずかしくなる。

うぇーーんっ

本人の前なのにぃー(泣)


『やけ酒…あゆみんでもするんだね、やけ酒。』

「は、はい…まぁ…」


今回程酷いものはありませんでしたが。

ってゆうか、新様は私をどのように見てるのですか。

“あゆみんでも”って何だ。

“でも”って。


私でもやけ酒くらいするんですっ!!


『ぁ、そーだ。あゆみん、今日は仕事あんの?』

「……え?···あーーっ!!」

『!!?』


やっばー!

今日、日勤!!

家に帰ってお風呂入る暇なんてないし…っ


「…っ新様!お風呂を貸してください!」

『うん、いいよー。』

「ありがとうございます!」


朝食を全て食べて、食器洗いを終わらせた私は、超特急でお風呂に入ったのだった。