それからひかりと 手を繋ぎながら学校を出た。 「そーだ、 あのるいって奴、何??」 「あー、 あたしの幼馴染みでね~。 …ちょっと訳ありなんだ」 ひかりはふと、表情を暗くした。 「訳…」 「うん…。 るいの彼氏ね、 今はこの世にいないんだ」 俺は心に何かが刺さったように 胸が痛んだ。