「お兄ちゃん」 いつもより低い声。 「はい」 「るいとなんかした??」 ん~、 「された」じゃないのが 少し不満だけど、 今はそこを突っ込む 雰囲気じゃない。 「何も」 「本当に??」 「Of course」 「…よかったぁ」 あれ、英語の下りは スルーですかい?? 「うん。 じゃぁ俺からも質問」 ひかりは柔らかな表情で 振り向いた。