「ふぁ~…」


俺はあくびをしながら
起き上がった。


今日も相変わらずな天井。


「さて、そろそろ…」


ーしゅー…ー


扉が開いた。


そこにはあの看護師の姿が。


「けい、おはよう」


「ん、曖菜(アイナ)おはよ」


名前を知った看護師は
こいつが初めて。


別にあいなに
興味がある訳じゃない。


前までの看護師は
すぐに俺から離れたが
こいつはなかなか離れない。


まぁ悪気もしないし、
一歩前進した。