俺は紅茶とクッキーを
見つめた。


親父に病院と
母さんの出した物以外は
食べるなって…。


「無理しなくていいよ。
ごめんね、お義母さん
少しにぶいんだっ」


ひかりはクッキーを
一つつまんで
口に入れた。


「うん…」


俺は椅子から立ち上がり
ひかりを抱きしめた。