「あのね、」


ートントンー


「ひかりちゃん、いいかしら??」


「あ、いいよ~」


ドアが開いた。


そこには
綺麗な女の人が
立っていた。


「あらっ、この子が
お兄ちゃん??」


「そだよっ。
あ、私のお義母さん。
れいくんのお母さんたよ」


「あ、初めまして。
仲本蛍です」


「初めまして。
義母の麗奈(レナ)です」


れなさんは
上品に笑った。


その笑顔はどこか、
ひかりに似ていた。