後々、
親父から聞いた話では



『あの子はね
母親に殺されかけてたんだ。
けいが言ってくれなかったら
あの子は…』




親父は俺を
ほめてくれた。




「あの子もお病気ぃ??」



親父は首をふった。


それ以上何も聞かなかった。