「ひかりから一回逃げたのは 感情を消したかったから」 ひかりは俺の言葉 一つ一つに頷いてくれる。 「でも、余命宣告されて、 被ってた仮面が外れたんだ。 …ていうか、ひかりに外された」 あぁ、胸がこんなに痛い。 「俺は毎日毎日つまらないって 思うようにしてた。 感情をもったら死ぬときに 無駄にあがいちゃうだろ?? そんな自分を見たくなかったから」 胸が苦しい。