「も、え、ちゃ~ん」

休み時間になるなり綾音と何かを嗅ぎ付けた学がやってきた。


「どーだった?」

二人がハモるようにその言葉を言う。




「付き合うことに…なりました。」


「きゃー。良かった、良かったぁー。」



何がきゃーなのかわからないがとりあえず喜んではくれる。


「おっ!良かったじゃん」




学も祝福してくれるが昼休みのことを思い出すとどうしても気間付くなってしまう。



「あっありがとう。あとねっ?」

放課後一緒に帰れないと言おうとしたとき、タイミング悪くチャイムがなった。

さっきから毎度、毎度チャイムのタイミングが悪すぎる。







そして全ての授業が終わり放課後になった。


まだ教室にみんながいるときドアが開いた。


その人物に女子からの黄色い声があがる。