「何だ、アイツ…。萌!気にすることないぞ」

「うっうん」



学といるのに…私の目は違う人物を捉える。

どうやら椅子に座ったまま寝ているようだ。

誰なんだろうか?


「てかどうして学は図書委員になりたかったの?」

このどうしようもない気持ちを消すために私は学に喋りかけた。

「一番楽そうだったからさ。てゆーかお前は?」


「へぇ?!学が誘ったんじゃんか」

学は良くわからない。


「…そーだったな…。」

良くわからないことを時々口にする。



たわいもない会話をしていると、


「うるさい、」