「ごめっ「謝らないでよっ!!」


綾音が…怒鳴った。

「謝らないでよ…」



「綾音…」

「萌は悪くないから…。振り向かせることが出来ない私が悪いの。だからっ!謝らないで…?」




綾音は私なんかより凄く大人だった。

同じ立場なら私はこんなことが言えただろうか。





「いっといで!」


「え?」

「今度は萌っ!アンタの番だよ…」



「うん。」

私は屋上を飛び出した。