「南ー。」 いつものように叫んでいた。 いつものように来ないと思ったから…。 今日は金曜日だし…。 「なんで、呼び捨てなの」 「南先輩…」 南先輩の登場と同時に学はトイレに行くといい図書室から出ていってしまった。 「なんでアイツと一緒なの」 「それは…図書委員だから……」 「何、アイツが好きなの」 「それはないです!」 絶対に。 だって南先輩が好きだから…。 南先輩以外ありえないですよ……。