「おはよう!」 「おはよう、綾音!」 綾音にはまだ言っていない。 「いつ告白すんのっ?」 「そのことなんだけどねっ?」 「なに?もう付き合ってるの?キャー」 綾音は聞く耳を持たない人間だった。 はぁぁ。 またため息ついちゃったなぁ。 「綾音…。後で全て話すから一人にさせて欲しい」 昼休み、私は屋上に一人でいた。 昼休みに図書室へいないのは初かもしれないなぁ。