なんかモヤモヤする。



萌はアイツが好きなのか?

確かに良くみれば整った顔にいい感じの髪の毛。

スッキリとしたやつだ。







「あ!南先輩…。」

萌が俺に気付いたのか近づいてきた。



「何。」


「声、掛けたかっただけです」

萌はたまに可愛いことを言い出す。

いまたまにじゃない。


それはもう毎回だ!



「そ。じゃあ…」

「はい!さよならです」



萌は飛びっきりの笑顔を見せて男と帰っていった。