「あのさ・・・樹李、やっぱり俺・・・」

何か言いかけたその時 バンッ!! と突然ものすごい勢いでドアが開いた

私の両親だった

なぜか怒っていて突然叩かれた

「樹李!あなたテストの点数下がったらしいわね?」

「父さんお前には失望したよ」

「何よ。長年私のことほっといて本当に今更だね」

とても冷酷な表情で睨んでやった
封印していた、実花紗に出会う前の表情

「そうですよ。樹李は寂しい思いをしてずっとずっと頑張ってたのに、そこは抱きしめてあげるべきだと思います」

「あら。そんなこと知らないですわ。この子は連れて行きます、こんな人たちと絡んでるから悪いのよ」

「待ってください!樹李を連れて行かないでください。お願いします」

蘇芳君がフラフラしながら立ち上がって必死に訴えてくれた

なのに両親は無視して、無理やい引きずって私を部屋に閉じ込めた

どうして・・・やっと蘇芳君と
なのに話が急展開すぎて頭がついていけないよ・・・

実花紗と蘇芳君がかばってくれて嬉しかったのに