真面目ちゃんの恋日記。

ある日いつも通り家から学校に行くまでの道に
苦しそうに咳き込んでいる制服の男の子

気が付いたらかけよって声をかけていた

「あの・・・大丈夫ですか?」

「は・・・はい。いつもの発作です」

苦しいはずなのに笑顔を見せてくれる優しさに
この時からもう惹かれていたのかもしれない

「あ・・・すみません心配かけました」

フラフラ~と立ち上がって、ペコッと頭を下げてからどこかに行ってしまった


そう。その男の子が蘇芳だった