さかぴの机には

何もなく荷物がまとめてあった。

さかぴがいたから

いつもどおりに話す…

『どっか異動になったの?』

あたしがきくと

『家出するだけ。』

って答えるさかぴ。

『バレンタインのお返し持ってくるから待ってて』

と言って車に取りに行く。

帰ってきたさかぴの手には

大きなお菓子の箱。