はとぽっぽ



手を繋ぐと嵐の体温が伝わってくる。


「嵐……私のこと嫌いじゃないの…?」


「…それ、お前だろ?」

「!?私は嵐のこと嫌いじゃないよ?」


「私は嵐が私のこと嫌ってるって思ってた。」


「なんで俺が嫌いになるんだよ。理由ないじゃん。」


じゃあ…私たちお互いに勘違い…?


「あ……そっかぁ…よかった…もう嵐に嫌われたって…思っ…」


ホッとしたのか、涙が溢れてきた。