はとぽっぽ



……………………………



「……」



ここ……どこ?



目を開けると薄暗い部屋の、冷たいコンクリートの上にいた。



そうだ…!!


私…あの黒澤とかいう男に…



「いたっ!!」


起き上がると腹部に激痛が走った。



お腹殴られたんだ…



………その他には…変化ない…よね…?



衣服の乱れや、他に痛い場所も無かったので、少しほっとした。



「どこ…?」



部屋には小さな窓がひとつ…


少し埃っぽい気がする。


とにかく、ここから出なきゃ!



私はドアを恐る恐る開けて外に出た。