「「あの、妊娠してるんですか?」」




二人してお腹のふくらみに気づいてハモってしまった。

私たちは顔を見合わせて微笑む。




「もう黒川さんのお宅にはいきました?」

「いえ…、まだですけど…」

「じゃあ一緒にいきましょ♪」




そして何故か、左隣のお宅に一緒に行くことになってしまった。

正直状況が理解できない。

一緒に行く理由っていったい…




だけどすぐに納得した。




「よければあがっていって」

「やった〜」




高見さんは喜んで部屋に入っていく。

だけど私は黒川さんのお腹に目がいった。




ふくらんでる…