今回のテストは欠点4つ。

今までこんな最悪な点とったことない。

こんなの見せたら、絶対怒られる。



「この事はお母さんには内緒で…」

「どうせすぐバレんじゃね?」




そう言って楓は笑ってる。




私にとっちゃ、ほんとに笑い事じゃない。

今度こそ塾に行かされそうだ。

それだけは嫌だっ




「じゃあな。勉強しろよ」




楓は楽しそうにそう言うと、自分の家に入っていった。




家の扉を開けるのが嫌だ。

だけど突っ立っているわけにもいかず…

渋々家の扉を開けた。