「勝って楓のこと、バカって言ってやる!!」 「はいはい。せいぜい頑張ってください」 楓は私を見もせずに、歩いて私の横を通りすぎる。 余裕みたいな顔しちゃってさっ 私に負けて、悔しい思いしたらいいんだ。 そんなことを考えていると、楓が私を見た。 「そう言えばさ、その点数おばさんに見せれるわけ?」 「何言ってんの?見せられるに…」 無理だ!! 絶対無理だ!!