私はただの、幼なじみです。






委員長である楓に怒られてしまった…










「鬼だー…」




私が帰れたのは辺りが暗くなった頃。

委員の仕事すべて押し付けられた。

もちろん私が学校を出たのは最後。




楓は待っててくれないし…

ほんとに鬼だ…




「梅」




ふてくされながら正門を出たとき、後ろから声をかけられた。

振り向くと微笑む椿がいた。




「お疲れ」

「つばきー」