一途な彼女と意地悪な彼の物語

私は先生から受け取ったカイロを握り締めながら家に帰った

そういえば先生、超キザなこと言ってたなぁ…

言われたときはなんとも思わなかったけど

俺の温もりがつまってるって…

すごいこと言うな…

どんな気持ちで言ったんだろ

先生のことだからきっと

なんとも思ってないんだろうなぁ…

私はカイロをほっぺに当てた

先生の匂いする…

ふぅ…

私なんか…変かも…

私はカイロをポケットにしまった