一途な彼女と意地悪な彼の物語

「何話してたの?」

紗英ちゃんが私に聞く

「朝、葵のカイロ先生に渡してね。その話してた」

「そっか、ラブラブだね」

「そんなことないよ」

苦笑いな私

「カレカノみたい」

「そんなんじゃないって…」

「どうだろなぁ…」

紗英ちゃんがニヤッと笑った