一途な彼女と意地悪な彼の物語

次の日の朝

窓から差す眩しい光で目が覚めた

「葵ー!起きなさーい!!」

ママの声がする

私はリビングに行った

「ママ、今何時ー?」

「7時過ぎよー」

7時過ぎ!?

嘘だ!!

「嘘!ヤバいよ!」

私は急いで洗面所に行き、顔を洗った

普通に登校するなら、この時間で間に合うけど

矢沢先生に会いに行くなら8時前ぐらいに学校に行かなければならない

家から学校までは近いので20分ぐらいで着く

家を出るのは7時30分…

時間がない!!

私は制服に着替えて、ドレッサーの前に座りメイクをした

私は基本メイクが薄いのですぐにメイクは終わった

ドレッサーに置いてある時計を見るともうすぐ7時45分…

「葵ー?急いでるみたいだから、朝ごはんサンドイッチにしたからね」

「ママありがとー!」

私はサンドイッチをくわえたまま鞄を持ち、ローファーを履いた

「いってきまーす!!」

「いってらっしゃい!」

私は家を飛び出した