「じゃあ、これで終わります」

「「「ありがとうございました!」」」

号令をし、みんな下駄箱へと向かって行く

さすがに体育終わってから先生んとこ行く人はいないんだなぁ…

とか呑気なことを思いながら先生のことを見ていた私

「葵ー?どうしたぁ」

3人は顔を見合わせて言った

「あー…先行ってて」

「わかったよ」

3人は私の気持ちを差知ったようで、下駄箱へと歩いて行った

私はラケットをしまっている先生のところへ行った

「先生…」

小さな声で呟く

「おぉ。何?」

なんか…普通だね

「結んだ。髪」

「そうだな」

私の頭を見ながら言った先生

「似合う?」

「普通。つーかお前、髪色派手すぎ」

「そうかな?そんなこと言うの先生ぐらいだよ?」

初めて言われた

「でも、暗いピンクブラウンだよ」

「だから、他の先生は言わねぇんじゃねぇの?」

「あっ、そうかも」

なんてくだらないことを話していた

「お前、着替えてこいよ」

「…そうだね。葵、着替えてくるね」

「早く着替えてこい」

「うん、バイバイ!」

私は走って更衣室へと向かった