体育の授業

その日の授業の内容は陸上でハードルだった

「いいなぁ。葵、ハードルめちゃ速いし!」

「わかるー!羨ましいよぉ」

「次、葵の番じゃない?」

中学の頃からの親友

川口栞〔Kawaguchi Shiori〕

しぃは黒髪のショートヘアでおっとりとしたおとなしい子

高倉千波〔Takakura Chinami〕

千波は茶髪のセミロングでテニス部所属のおもしろい子

中川紗英〔Nakagawa Sae〕

紗英ちゃんはミルクティ色のロングヘアで身長も高く、スタイル抜群で私達4人の中で1番大人っぽい

そして、今スタートラインに向かう私

神崎葵は、ピンクブラウンの髪色で長さは胸辺りまであり

陸上が大の得意で特にハードルが得意な女子高生

「位置について」

もう1人の体育教師、小松翔[Komathu Syo〕先生が叫ぶ

「よーい」

ピィー

笛の音が響く

私はハードルをひとつひとつ跳び越えていく

ピッ

ストップウォッチの止める音が聞こえた

「ふぅ、走った走ったぁ」

私は呟いた

「お前、かなり速いぞ。えっと…何さんだっけ?」

矢沢先生が言う

「神崎ー!神崎葵!生徒の名前くらい覚えてよねぇ」

私は嫌味っぽく言った

「うるせぇな、俺だって新入生全員の名前覚えるので大変なんだよ」

「そんなの葵、知らないしぃ」

「お前、俺のことなめてんのか!?」

そう言うと私の肩を叩いた

「痛い!叩かなくてもいいじゃん!」

私も先生の肩を叩いた

「痛っ!お前…好い加減に…」

そう先生が言いかけたとき