「もういいのか?」

小松先生の声に私は振り返る

「うん…」

「どうしてこんなところにいたんだよ」

小松先生はわかっているはずだ…

私がここにいる理由

だけど、あえて言わせるんだな…

「わかってるでしょ…?」

「ああ…」

小松先生は苦笑いをしながら言った

「思い出に浸ってたのか?」

思い出に浸ってるっていうのかな?

「まぁ…そんなところ…」

「そうか」