一途な彼女と意地悪な彼の物語

学校へ着くと相変わらずクラス替えは無いので私は教室へと向かった

教室に着くと紗英ちゃん達はもういた

3人に会うのは久しぶりだった

「おはよー。遅かったね」

千波が言った

「おはよ。そう?」

私はそう言い、いったん自分の出席番号の席に荷物を置きに行った

前から3番目の席だった

窓側の席がいい

早く席替えしたい

まだ、始まって間もないというのにそんなことを考えてる私

私はまたみんなが集まっている紗英ちゃんの席へと行った

そこで少しの間話していると教室に先生が入ってきた

「席つけよー」

まさかの3年連続、担任が小松先生か

「小松先生だね」

「あたしら3年連続だね」

「こんなことあるんだねー」

「でも他の先生より全然いいよね」

私達は先生が教室に入ってきてもずっとしゃべっていた

「こらっ!お前ら、さっさと席つけ!」

私達はしぶしぶ席につく、前の席がしぃだったのでしゃべっていると小松先生に睨まれた

小松先生のちょっとした話が終わり、始業式のため体育館へ向かった

矢沢先生、見れるかなー

久しぶりだなー

会いたいな…

私はそんなのんきなことを考えながら体育館へ向かっていた

おいていかれないように紗英ちゃんの腕をつかむ

さすがにシューズを変えるときだけは離してって言われたけど