バレンタインも終わり、また会うたびにくだらない話をしていた

「ねぇ、先生!」

今は体育の授業が終わって先生と2人きり

「なんだよ」

「5本指の中から1本選んで」

これは相手が自分のことをどう思っているかの心理テスト

親指が尊敬

人差し指が嫌い

中指が友達

薬指が好き

小指が恋人になりたいが結果

「薬指」

キャーキャー!

今、私超にやけてると思う…

「それがなんだよ」

結果言いにくいよ

「言えよ。どうせ心理テストとかなんだろ?」

「うん。そうだよ」

「言え」

言おうとするたびに顔がにやける

「笑ってねぇで言え」

「わかった!言うよ」

少し間があいてから

「親指が尊敬で人差し指が嫌いで中指が友達で…それから、薬指が好きで小指が恋人になりたいだよ」

私が言うと先生は

「じゃあ、人差し指」

と笑いながら言った

「人差し指に変える」

「何それ!ひどいよ!」

「つーか、どれにも当てはまらねぇよ」

「じゃあ、嫌いじゃないんだ!」

「それ、本当に当たるのかよ」

「当たるよ!」

その後は自然に先生は職員室に、私は更衣室に戻って行った