夜になり、空が暗くなってきた頃に私達は自分の家に帰ることにした

「葵まだ宿題全部終わってないんだよね…」

「嘘!ヤバいじゃん。学校もうちょっとだよ」

「あたしもだよ」

「紗英ちゃんも?」

「面倒くさいよね…」

最後の最後までそんな話をしていた

「じゃあ、またねぇ」

みんなそれぞれの別れの言葉を言い、家に帰った

原付をとばした

夏の夜のバイクは最高に気持ちがいい