一途な彼女と意地悪な彼の物語

パジャマパーティーの内容はお菓子を食べながら恋バナをする

「紗英ちゃんは相変わらずラブラブだよねー」

「そんなことないよ。夏休みなんてほとんど部活でデート行けないし…しぃも恭弥部活だよね?」

「うん、でも私達は付き合ってるわけじゃないからさぁ…」

「付き合っちゃえばいいのにー葵は絶対に上手くいくと思うけどなぁ」

「しぃはじれったいからな」

「葵の行動力にはびっくりするよ」

「葵は恋すると好きな人しか見えないタイプだから。周りとか全然気にしないよね」

「つーか、気にする必要なんて無いと思わない?」

「ちょっとは気にしなよ」

「相手の気持ちとかマジ無視だよね」

「そんなことはないけどさ…先生だって葵の気持ち考えてくれないのに葵だけ考えるのは不公平じゃん」

「すごい考えだね。マネ出来ないわ…」

「千波の恋バナって聞かないよね」

「千波誰かいないの?」

「かっこいい人はいっぱいいるよ?」

「千波ってこんなかで1番面食いだよね」

「誰見てもかっこいいって言うよね」

「わかる!かっこよくない人とかもね」

「そんなことないよ!」

「今、いい人いないの?」

「テニス部の北原優弥〔Kitahara Yuya〕先輩!!」

「誰?」

「3年?」

「かっこいいの?」

「この前、男子のコートにボール入っちゃったときにね。ボール拾ってもらったんだけどね、めっちゃかっこよかったんだぁ」

「へぇ。今度見にいこっか」

「そうだね!」

今度はゲームを取り出し、ゲームをしながら恋バナをした