人ごみを押しのけてついに小松先生の後ろに来た

「せーの」

「「小松先生ー!!」」

4人で言うと

ばっと後ろを振り返った

「お前らか…」

やはり小松先生だった

「先生ー」

「先生も来てたんだね」

口々にいろんなことを言う私達

「まさかお前らに会うなんて思ってなかったよ…」

なんて言う小松先生

「あたしらだってそうだよ」

そんな話をしていると小松先生の後ろに女の人がいるのに気がついた

「ねぇ、先生の彼女さん?」

小松先生の後ろにいた女の人が顔を出した

「こんばんは。翔ちゃんの生徒さんよね?」

黒いストレートヘアのきれいな女の人だった

翔ちゃんとはきっと小松先生のことだろう

「かわいい…」

千波が呟く

「俺の彼女だからなぁ」

小松先生が自慢気に言った

照れたように笑った顔がまたかわいかった

「はじめまして。繭〔Mayu〕です」

彼女さんは微笑みながら言った

「葵です!」

「あたしは紗英です」

「栞です」

「千波です!!」

1人づつ自己紹介をした

「みんな、いい子だね」

なんてことを小松先生に言う繭さん

普段は全然いい子じゃないけどな。と小松先生は言った

その後、私達は少し会話をしてから別れた