その日の放課後

私は紗英ちゃんとしぃに相談した

「もう少しでね。先生の誕生日なんだぁ」

「へぇー」

興味なさそうに言う紗英ちゃん

「プレゼントあげるの?」

しぃが言った

「それを悩んでるのぉ!!」

そう叫ぶ私を見て紗英ちゃんとしぃは笑った

「笑わないでよ!マジで悩んでるんだから!」

私が言うと

「ゴメン」

「機嫌直してよ。なんだっけ、誕生日?」

紗英ちゃんが言う

「うん」

「プレゼント?」

「うん」

「しぃ、どう思う?」

しぃに振った紗英ちゃん

「うーん。それは、自分で考えた方がいいんじゃない?」

と言うしぃ

「紗英ちゃん、しぃ。考えるの面倒くさいんでしょ?」

「あっ、バレたぁ?」

「だって、矢沢先生の気持ちなんて全然わからないんだもん!」

とか言っていた

確かに…

先生の気持ちってわかんないなぁ

マジでどうしよう…