「ねぇ、先生の誕生日っていつ?」

「なんだよ…いきなり」

今は休み時間

私は先生と一緒にいた

「今、思いついたの!で、いつ?」

「お前には関係ねぇだろ」

「関係あるないかを聞いてるんじゃないの」

「…7月」

「何日?」

「15…」

「ふーん…」

7月かぁ

そうなんだ…

黙り込んだ私に対して先生は

「悪だくみしてんじゃねぇよ」

「してねぇよ」

つい先生のような言葉使いをしてしまった私

「うるせぇ。バカ」

「バカじゃないよ。先生がバカだよ」

「お前にバカって言われたくねぇよ」

先生がそう言ったと同時に

キーンコーン カーンコーン

予鈴がなった

「あっ、予鈴」

「早く戻れ」

「うん。バイバイ」

私は走って教室に戻った