一途な彼女と意地悪な彼の物語

私は下駄箱で上靴に変えて目の前にある階段を上がる

途中、窓から教員用の駐車場を見る

そして、矢沢先生の車を探す

あったぁ!

先生の車は名前はわかんないけど、黒くて大きい車だった

その車は先生っぽかった

朝、先生に会いに行けなくなってから私は毎日見るようになっていた

先生の車を見てから教室へ向かう

それが日課になっていた