私は教室を出た

長い廊下を歩いて行った

すると、前から

「矢沢先生…?」

「おう」

なんて、タイミングだ…

「お前、何やってたんだよ。部活入ってなかっただろ?」

なんで、知ってるんだよ…

「うん、そうだよ」

「わかった!お前、居残りだろ!」

「違うよ!」

「まぁ、どうでもいいけど早く帰れよ」

どうでもいいって…何それ…

「うん、バイバーイ!」

私は歩き出した

「おい!バイバイじゃなくて、さようならだろ」

「さようなら?」

「そうだ、さようなら」

「さようなら!!」

私は満面の笑みで言った

「よく、出来ました」

そう言うと先生は私の頭をポンポンっと叩いた

ドキッ…

ヤバい…ヤバい…

胸がドキッてした…

ヤバい…ヤバいよぉ…

私ってやっぱり…