一途な彼女と意地悪な彼の物語

清水に宣戦布告をされて1ヶ月が経った

ついに清水が動きだした



朝、私が朝のお出迎えを終えて教室に入ると

「おはよー」

私が紗英ちゃん達にはなしかけると

「あっ!葵来たよー!」

「来た来たー!!」

ん?何事だ?

「どうしたの?」

「清水の話聞いた!?」

千波が言う

「清水の話?知らないよー」

「清水がついに矢沢に告ったらしいよ」

紗英ちゃんが言った

「えっ!告ったの?返信は?」

「ダメだったって。ありがとう。って言われて終わっちゃったんだって」

しぃが続けて話した

「よかったねー」

「まぁ、清水が葵に勝てるわけないってわかってたけどね」

「この後、清水どうするんだろうね…」

3人はその後ずっと話していた

清水…フられちゃったんだぁ

かわいそうだな

ってか告るの早っ!

宣戦布告されたの、つい最近じゃん!

残念すぎるな…

まっ、仕方ないな

先生、彼女いっぱいいるしー

そんなくだらないことを考えていると教室の入り口に清水の姿が

「葵、柑奈が呼んでるよー」

とミナが私に言った

はぁ、マジかよ

なんか、言われるのかな…

「ちょっと行ってくる」

「頑張ってー」

3人が私の後ろから言った