私のさっきまでの機嫌の良さはどこかに行った

マジで、宣戦布告とか…

本当、ウケるし…

何、意味わからないこと言ってんだよ…って感じだよ

「でも、葵以上にはなれないでしょ」

「そうだよね!」

「葵に勝てる奴なんていないよねー!

3人はそう話していた

「めんどくさい…」

私は教室に戻る途中、自販機で買ったイチゴ・オーレを飲んだ

「はぁ…なんで宣戦布告なんてしてくるの?別にしなくていいじゃん。葵は先生の彼女でもなんでもないんだよ…」

私の言葉に3人は目を丸くした

「葵どうしたのー?」

「葵らしくなーい!」

「清水なんて気にしなくて大丈夫だよ。またすぐ誰かに乗り替えるって」

3人はその後も口々にいろんなことを言って私を励ました

「うん…ありがとー」

私は小さくお礼を言った

顔を上げると3人は少し心配そうな顔をしながら笑っていた