矢沢先生と小松先生は体育館の舞台裏にある部屋に入って行った

もちろん、私も一緒に

「キャー!葵、ここ初めて入ったぁ…こんなとこあったんだ!」

その部屋にはバスケ部のユニフォームやバレー部のユニフォーム、ボールなどが置いてあった

先生達はその中からサッカーボールを取り出した

「空気入ってる?」

「あぁ、入って」

先生達はサッカーボールに空気が入ってるか確認しながら言う

「いっぱいあるねー!楽しいー」

私はその部屋の中で飛び回る

「おい、行くぞ」

矢沢先生が私を呼ぶ

「うん!」

私は急いで部屋から出た

部屋から出て体育館に戻ると矢沢先生はリフティングをしていた

「先生ー」

シューズを履かないまま、私は体育館を走ったのでそのまま滑って行った

そして、矢沢先生の背中にぶつかった

「痛いんだけど…」

「葵も痛い…」

「お前、教室戻ったら?」

私は時計を見る

授業が始まる5分前だった

「ヤバい!そろそろ戻るね」

「おぉ。そうしろ」

「バイバーイ」

私は矢沢先生に手を振り、教室に戻った