そして、花火大会、当日――…


繭花は着付けが出来る。


私と若菜は、繭花に着付けをしてもらう事に。


そして、浴衣に着替えた私達は待ち合わせをしている駅へ向かう。


「あっ、いた!」


駅前には渉くんと陸くんがもう着いていた。


私は渉くんと陸くんに手を振りながら、パタパタっと二人の元へ駆け寄る。


すると渉くんは笑顔で


「可愛いじゃん。似合ってるよ」

「ありがとう」


その言葉がすごく嬉しかった。


浴衣、着て来てよかった。


私達は、花火大会の会場に向かった。