pure love

夏休みに入って、最初の土曜日。


今日は快晴。


私達は駅で待ち合わせをし、電車に乗って、少し離れた海へ行く事に。


目的地に着き、私達は海の家へ行き、そこの2階で着替える。


「私、こんなの着た事ないから恥ずかしいよー」


若菜はそう言いながら、羽織っているラッシュガードをぎゅっと握る。


若菜は花柄のバンドゥビキニを買った。


パンツ付きだけど。


若菜は買う時から、「恥ずかしい」って言っていたけど、繭花が説得をしてその水着を買うことにした。


まあ、実際、似合っていたし、すごく可愛かったけど。


私も初めてのビキニ。


ヘンじゃないよね?


張り切ってこの水着を買ったのはいいけど、本当はちょっと恥ずかしい。


だから、若菜の気持ちもわからなくもないけど……


「若菜、諦めなよ。ほら、五十嵐も水沢も待ってるだろうから、行くよ」


繭花の一言で、私達は下に降り、外へ出た――…