pure love

「ねっ、繭花、若菜!勉強教えて!」


私は繭花と若菜に手を合わせてお願いをする。


「わかった。じゃぁ……」

「若菜、大好き!ありがとう!!」


若菜がOKしてくれ、私は嬉しくなり若菜に抱き着く。


若菜は、そんな私の頭を「はいはい」と撫でながら


「じゃぁ、今日からやる?もう一週間前じゃん。繭花は今日大丈夫?」


考え事をしている繭花に予定を聞く。


そんな繭花の答えは


「……ねぇ、五十嵐とかも一緒にやらないかな?勉強会」

「「えぇぇっ!?」」


繭花の提案に私と若菜は驚き固まる。


私達からすると、とんでもない提案だった。


私は渉くんと一緒に居ると緊張してしまうし、若菜はというと、男の子と話すのが苦手。


だから、そんな提案をされた事に、若菜も当然驚いている。