pure love

数日後――…


俺は陸とたわいのない話をしていた。


「ねぇ、五十嵐!胡桃、知らない?」


そこには焦った感じの山梨と日向が。


そんな二人を見て、俺は嫌な予感がした。


「何かあったのか?」

「私らが先生に呼び出されて、職員室に行ってる間にいなくなったのよ!携帯かけても出ないし」


心配そうに答える山梨。


俺は話の途中で走り出した。


……胡桃

どこだ?

どこにいるんだ!


俺は必死に学校の中を探した。