pure love

って、そんな事より


「胡桃は大丈夫なのか?」

「あぁ。今は繭花ちゃんと若菜ちゃんの応援に行ってる」


よかった……


陸の答えに、俺はホッとする。


「渉、お前さぁ……。好きならちゃんと守ってやれよ」

「えっ!?」


俺、陸に“胡桃が好き”って事、話したっけ?


胡桃への気持ちは誰にも言ってない。


ずっと心の中で秘めていただけ。


俺が少し慌てていると


「渉を見ていたら、わかるよ。バレバレ!っていうか、言ってくれてもいいのになー。俺ら親友だろ?」


陸は笑いながら、俺の肩に肘を乗せる。


陸、気付いていたんだ。


「ごめん……」

「いや、別に謝らなくてもいいけどさ。そのかわり、何かあったらちゃんと相談しろよな」

「あぁ、ありがとうな」


ピピーッ!


そんな話をしていたら、集合の合図の笛が鳴った。


そして、午後の試合が始まる――…