pure love

私も体育館に向かおうとした時


「春川さん、ちょっといい?」


五人組の女の子が声を掛けてくる。


「えっ?」

「いいから、ついて来て」


なんか、怖い。


それに、嫌な予感がする。





そして、人気のない所まで連れて行かれ


ドンッ――


私は肩をいきなり押され、バランスを崩し座り込んだ。


「あんた何様?五十嵐くんが優しいからって、付きまとってんじゃねぇよ!」


三人組の女の子は、そんな私を上から睨みながら見下ろす。